増えていった賛同者(規制緩和の道のり第13話)

2017年07月07日

 公道実験を続けていくなか、つくば市が進めるセグウェイを活用したまちづくりに賛同してくれる方々や組織が増えていきました。これはとても嬉しいことでした。

例えば、筑波大学や筑波学院大学では、学内でセグウェイを活用した広報活動やオープンキャンパスでの試乗会などを行うようになりました。

 産業技術総合研究所や国立環境研究所は、それぞれ独自にセグウェイの公道実験を行い、シェアリングサービスの実験やセグウェイがどのように低炭素社会に貢献するかなどの研究を行うようになりました。

 筑波銀行は、茨城県内の様々なイベントにセグウェイを持ってでかけて試乗会を行うなど、地域貢献活動としてセグウェイの活用をしてくれるようになりました。

 個人でセグウェイを購入し、つくば市で実験に使ってほしいと貸与してくれた方も現れたり、企業でもセグウェイを導入し、自社内で独自に活用する動きも出てきました。

 

 そしてなんと茨城県警も。警察は実験の許可をしたり規制する立場なので、自らセグウェイを使った公道パトロールとまではさすがにできませんが、それでも警察学校で授業の一環として新人警察官向けのセグウェイ体験会を開いてくれたり、交通安全キャンペーンでセグウェイを使ったPR活動などをつくば市とともに実施してくれたり、規制する立場でありながら、様々な協力をしてくれるようになりました。

  

 
 このように、実験を開始して数年のあいだに、セグウェイを活用した動きが広がっていきました。まだ残る規制の関係があって、ツアー以外で個人の方々がセグウェイの実験に参加することはできないものの、様々な立場の方々が立場を超えて連携・協力してくれていったことはとても嬉しく思っています。

 

 近年、まちづくりにおいて「参加」というのがキーワードになっています。立場の違う方々や組織がそれぞれの立場を超えて「参加」していく、「関与」していく。それも、強制でも、義務でもなく、「共感」したから、「楽しそう」だからと自主的に「参加」してくる、そういうプラットフォームをどう作っていけるか、これからのまちづくりにおいてとても大切なことだなと思っています。

 多くの人が賛同し、共感し、参加してともに何かを作り上げていく、そうした「場」がたくさんある街はすてきだなと思う今日このごろです。

続く