自分の街がちょっと好きになった(規制緩和の道のり第11話)

2017年07月04日

 2012年2月に日本で初めての公道でのセグウェイツアーを開始しました。

 毎月、ツアーで街を巡っていて、季節によって変化する街の雰囲気の違いがとても新鮮でした。

 

春には桜並木が道を囲い、花びらが舞い散ります。

夏には眩しい光と新緑の木々が作る木陰のコントラストが鮮やかな濃淡を作ります。

秋になると彩どりの紅葉が街を明るくします。

冬には木々が裸になり澄み切った空をさらに広げます。

 

セグウェイで街を巡るようになって、つくばの街並み、ペデストリアンデッキや都市公園は案外きれいだなと、自分の街の良さに改めて気づくようになりました。

 

つくばの中心部を走るペデストリアンデッキは、車道から離れた遊歩道のため静かで排気ガスもなく、街路樹も季節ごとに表情を変え、幅も広くて散歩するにはなかなか贅沢な空間だなと思いました。

街の中心部にいくつもある公園は案外たくさんの市民の憩いや活動の場になっているのだなとも感じました。

 


みちを通勤や通学のための単なる通路と見なして、クルマや自転車でビュンビュン走っていては気付かない魅力が自分の街にはあるものだと、発見できたのは嬉しいことでした。

 

改めて、自分の街がちょっと好きになりました。

 

セグウェイでの移動は、ゆっくりと周囲をキョロキョロしながら、ときには立ち止まったりしながら、目的地を持たずにぶらぶらする「散歩」に近い。スローモビリティと呼んだりしていますが、効率的に早く移動するだけが移動ではなくて、先を急がずゆとりを持って、周囲に気を払いながら移動するという移動の仕方があるということを改めて気付かせてくれました。そしてこうした移動の仕方は色々な気づきをもたらしてくれるものだと思いました。

 

 

ツアーの参加者からも、「つくばの街って、研究施設とか大学とかのイメージしかなかったけど、意外にとても綺麗なのですね。」とか言われると、とても嬉しくなりました。




セグウェイでの移動は、街の良さを多くの人々に知ってもらい、つくばをちょっとでも多くの人に好きになってもらうのにとても良いなと、「スローモビリティ」の高い可能性を感じました。

 

この頃、まだ横断歩道は押しセグウェイでしたし、自転車での伴走も必要でツアーをするのはなかなか骨がおれたのですが、これは何としても続けていこうと思ったのでした。

 
 続く